行政書士試験の記述式について書いていこうと思います。

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行政書士試験が難関である理由の一つに「記述式」があります。

現在、受験勉強に励んでいる方々で記述式が苦手だーって人も多いと思います。

はい、私も全然回答できません。2021年度の記述式は比較的易しいようでしたが、私はきっと半分も取れていないと思います(半分取れていれば合格です・・・)

なのでここから記述式について書いていこうと思います。

  • 記述式とはどのようなものか?
  • なぜ難しいのか?
  • 何点取ればよいのか?捨て問にできないか?
  • どのように勉強すればよいか?
記述式とはどのようなものか?
記述式とは、文字のとおりで、マークシートではなく実際にマスに文字を書いて回答する問題です。
尋ねられたことに対して、日本語として正しく、誤字脱字無く、40文字以内の制約のもと回答しなければなりません。
問題46 Aが所有する甲家屋につき、Bが賃借人として居住していたところ、甲家屋の 2
階部分の外壁が突然崩落して、付近を通行していたCが負傷した。甲家屋の外壁の
設置または管理に瑕疵があった場合、民法の規定に照らし、誰がCに対して損害賠
償責任を負うことになるか。必要に応じて場合分けをしながら、40 字程度で記述
しなさい。
これが、実際に出ました2021年度の問のひとつです。
はい、難しいです。こうゆうのがあと2問でます。しかも、1問につき20点が最高でもらえますので超重要です。300点満点中の60点なので配点の割合は20%です。
ちなみにこの問題は民法ですが、実際には行政法が1問、民法が2問でます。
配点難易度については←文字をクリック
なぜ難しいのか?
上の問題をみてわかるように、初学者だと何一つ答えることができません。

民法を1周した人であれば

たしか、「不法行為」のところで出てきたなぁ

と、思いつくでしょう。でも択一の知識だけだと、それが〇か×かわかる程度の知識ですのでほとんど回答できません。

上の問46を具体的に説明しますと、

「借りていたビルの看板が落ちて怪我したけど、誰が責任を負うの?ビルを貸した人?借りてる人?」って話で

民法では「借りてる人が責任を負ってください。でも、借りてる人がちゃんとビルの管理をしていたら、貸している人(持ち主)が責任を負ってください」って言っているんで

答えは「Bが責任を負うけど、ちゃんと管理していたらAが責任を負う」

みたいなことを書かなきゃいけないのです。

この程度の解答だと択一を解く知識で行けると思います。まぁ、ここまで書ければ相当なものだと思います。

でも、この答えでは満点は取れないのです。

「Bが責任を負うけど、ちゃんと管理していたらAが責任を負う」

ちゃんと管理していた←この言葉を条文通りに書くことが必要で、それが合っていて、40文字以内で、誤字脱字無く、もしかすると句読点も完璧に、行政書士試験センターの人が重箱の隅をつつけないような回答をして、ようやく20点がもらえるのです。

恐ろしいです。

ちなみに、「ちゃんと管理していた」を条文の通りに書くと

「損害の発生を防止するのに必要な注意をした」

になります。ムズいですよね。ちなみに特殊不法行為の工作物責任です。

何点取ればよいのか?捨て問にできないか?
何点取ればよいのかは、自分の択一のでき次第だと思います。
人によっては、択一で180点を狙いますし。択一は150点しか取れないので30点を記述式で取る計算の人がいるでしょう。
なので、過去問を解いたり、予備校等の模試を受けたりして自分の実力と、残りの可能な学習時間を考えてどれくらい記述式に力を入れるか考えるべきだと思います。
ただ、2年目3年目の人は皆さん択一で180点を目指し、記述でカバー
しているようです。
180点を択一で獲得するということは、240点のうち180点を取ることになるので、実際には
7割5分の正解率が必要です、6割とればいい試験じゃない、全然話が違いますよね・・・
なので、記述式は捨てない方がいいと思います。
どのように勉強すればよいのか?

多くの講師やユーチューバーが

記述式択一を間違えずに回答できるようになってから取り組もう!

教えてくれます。

たまーに

記述式を覚えたら択一を余裕で回答できるようになるよ!

 

って教えてくれる人もいます。

私も、択一からやる方がいいともいます。最低でも2周はしてから記述式に取り組むべきだと思います。

なぜなら、いきなり記述式を勉強しても、ただの文章の暗記になってしまい、覚える苦痛がハンパないからです。ただ文章を覚えているだけなので、択一への応用も難しいと思います。

つまりコスパがめちゃめちゃ悪いのです。

で、どのように学習するのが良いかというと。

無難に↑こういうやつをやればよいと思います。

さすがに、行背書士試験センターも難しすぎる問題を出しちゃうと、誰も答えられなくて、合格率が急激に下がってしまうので。

3問のうち1問をゲキムズにして、残り2問を無難なレベルの問題にするようです。

つまり、市販のテキストに出るような無難な問題を2問クリアを目指す勉強を行うことが大事だということです。

ちなみに私は、市販のテキストは購入せず(通信教育の記述式問題集もやりましたが)

YOUTUBEを聞き流していました。通勤や寝るときに聴いていました。

【ダメだダメだ~】ゆーき弁護士の正体は?岩沙好幸弁護士なのか!

↑でも紹介していますが「ちょうどいい中村」さんを観ていました。あんまり登録者数は多くないのですが、たまに聞き取りにくい時もあるのですが、この人ばかり観ていました。

【行政書士試験】ちょうどいい中村 – YouTube

 

 

ちょうどいい中村さんです。この方のYOUTUBEは、ただ淡々と記述式のテキストを読んで解説してくれるだけなので、「出る順」を買わなくてもいいのです、ずっと聞いて覚えるだけなので楽です。

ちなみに、私は先ほどの問46はこの人のおかげで回答することができました

、会場行くまでにちょうどいい中村さんの動画を見ていたらばっちり出ました!

まとめますと

  • 記述式は難しいけど、捨てたら合格できる可能性は低くなる
  • 3問のうち2問は回答できるように、市販のテキストでもよいので覚えちゃう
  • 動画の聞き流しも有効

こんな感じです。

 

皆様のお役にたちますように。

ちなみに私は、問題集を何周もするより、教科書を理解できるまで周回する方が大事だと思います!
理解することが最重要です!2022年の行政書士試験でもわかるように、
「理解力」、「応用力」、「判断力」などが問われます。
肢別ばかりでは「応用力」と「理解力」が成長しません。
↓↓↓絶対おすすめです!↓↓↓

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