行政書士試験が難関である理由の一つに「記述式」があります。
現在、受験勉強に励んでいる方々で記述式が苦手だーって人も多いと思います。
はい、私も全然回答できません。2021年度の記述式は比較的易しいようでしたが、私はきっと半分も取れていないと思います(半分取れていれば合格です・・・)
なのでここから記述式について書いていこうと思います。
- 記述式とはどのようなものか?
- なぜ難しいのか?
- 何点取ればよいのか?捨て問にできないか?
- どのように勉強すればよいか?
階部分の外壁が突然崩落して、付近を通行していたCが負傷した。甲家屋の外壁の
設置または管理に瑕疵があった場合、民法の規定に照らし、誰がCに対して損害賠
償責任を負うことになるか。必要に応じて場合分けをしながら、40 字程度で記述
しなさい。
民法を1周した人であれば
たしか、「不法行為」のところで出てきたなぁ
と、思いつくでしょう。でも択一の知識だけだと、それが〇か×かわかる程度の知識ですのでほとんど回答できません。
上の問46を具体的に説明しますと、
「借りていたビルの看板が落ちて怪我したけど、誰が責任を負うの?ビルを貸した人?借りてる人?」って話で
民法では「借りてる人が責任を負ってください。でも、借りてる人がちゃんとビルの管理をしていたら、貸している人(持ち主)が責任を負ってください」って言っているんで
答えは「Bが責任を負うけど、ちゃんと管理していたらAが責任を負う」
みたいなことを書かなきゃいけないのです。
この程度の解答だと択一を解く知識で行けると思います。まぁ、ここまで書ければ相当なものだと思います。
でも、この答えでは満点は取れないのです。
「Bが責任を負うけど、ちゃんと管理していたらAが責任を負う」
ちゃんと管理していた←この言葉を条文通りに書くことが必要で、それが合っていて、40文字以内で、誤字脱字無く、もしかすると句読点も完璧に、行政書士試験センターの人が重箱の隅をつつけないような回答をして、ようやく20点がもらえるのです。
恐ろしいです。
ちなみに、「ちゃんと管理していた」を条文の通りに書くと
「損害の発生を防止するのに必要な注意をした」
になります。ムズいですよね。ちなみに特殊不法行為の工作物責任です。
多くの講師やユーチューバーが
記述式は択一を間違えずに回答できるようになってから取り組もう!
と教えてくれます。
たまーに
記述式を覚えたら択一を余裕で回答できるようになるよ!
って教えてくれる人もいます。
私も、択一からやる方がいいともいます。最低でも2周はしてから記述式に取り組むべきだと思います。
なぜなら、いきなり記述式を勉強しても、ただの文章の暗記になってしまい、覚える苦痛がハンパないからです。ただ文章を覚えているだけなので、択一への応用も難しいと思います。
つまりコスパがめちゃめちゃ悪いのです。
で、どのように学習するのが良いかというと。
無難に↑こういうやつをやればよいと思います。
さすがに、行背書士試験センターも難しすぎる問題を出しちゃうと、誰も答えられなくて、合格率が急激に下がってしまうので。
3問のうち1問をゲキムズにして、残り2問を無難なレベルの問題にするようです。
つまり、市販のテキストに出るような無難な問題を2問クリアを目指す勉強を行うことが大事だということです。
ちなみに私は、市販のテキストは購入せず(通信教育の記述式問題集もやりましたが)
YOUTUBEを聞き流していました。通勤や寝るときに聴いていました。
【ダメだダメだ~】ゆーき弁護士の正体は?岩沙好幸弁護士なのか!
↑でも紹介していますが「ちょうどいい中村」さんを観ていました。あんまり登録者数は多くないのですが、たまに聞き取りにくい時もあるのですが、この人ばかり観ていました。
【行政書士試験】ちょうどいい中村 – YouTube
ちょうどいい中村さんです。この方のYOUTUBEは、ただ淡々と記述式のテキストを読んで解説してくれるだけなので、「出る順」を買わなくてもいいのです、ずっと聞いて覚えるだけなので楽です。
ちなみに、私は先ほどの問46はこの人のおかげで回答することができました
、会場行くまでにちょうどいい中村さんの動画を見ていたらばっちり出ました!
まとめますと
- 記述式は難しいけど、捨てたら合格できる可能性は低くなる
- 3問のうち2問は回答できるように、市販のテキストでもよいので覚えちゃう
- 動画の聞き流しも有効
こんな感じです。
皆様のお役にたちますように。
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