2024年度(令和6年度)の行政書士試験が変更される「行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令」対策に「行政書士法コンメンタール」で攻略できないだろうか?【一般知識・基礎知識勉強法を考える】

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2024年度(令和6年度)の行政書士試験が変更される「行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令」対策に「行政書士法コンメンタール」で攻略できないだろうか?【一般知識・基礎知識勉強法を考える】

行政書士試験で一番大事な科目は、もちろん「行政法」だと思います。次に「民法」そして「憲法」、「会社法」・「商法」も大事です。

なぜなら、「行政法」や「民法」の出題割合が高いからです。

しかし、1問の正解不正解が合否を分ける「行政書士試験」。

一般知識(基礎知識)も学習するに越したことはないともいます。

そこで、令和6年度の試験のために「行政書士法コンメンタール」をおすすめしたいと思います。

令和6年度の「行政書士試験」では、「行政書士法」の出題が明文化された。

行政書士試験研究センターのHPに【「行政書士試験の施行に関する定め」の一部改正について】が掲載されています。

行政書士の業務に関し必要な基礎知識(一般知識、行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令、情報通信・個人情報保護及び文章理解の中からそれぞれ出題する

<概要>
累次の行政書士法改正や行政書士に期待される役割の拡大等を踏まえ、毎年の行政書
士試験において、「行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令」及び行政手続の
デジタル化に関連する「情報通信・個人情報保護」等の各分野について、それぞれ一題以
上出題するよう明記するもの
です。
なお、本改正は現行試験の内容及び出題範囲を変更するものではありません

試験科目の内容が変更されたにも関わらず、「出題範囲は変更されていない」とのことです。

行政書士業務の重要性と懲戒・罰則、デジタル化などに対応できるための試験内容になる。

「行政書士試験の施行に関する定め」(告示)が一部改正される理由が、総務省のHPに載っています。

1 背景

 行政書士法については、平成17年に行った前回の試験内容の見直しに伴う本告示改正以降、法律の目的に「国民の権利利益の実現に資すること」が明記されたほか、聴聞又は弁明の機会の付与等に係る行為の代理を業務として法定化し、特定行政書士制度の創設等の行政書士の業務に関し必要な改正が行われるとともに、欠格事由、懲罰及び罰則に関する規定の整備等の行政書士に求められる規範や規律に関する改正がなされています。
 また、住民ニーズの多様化に伴う行政手続の複雑化やデジタル社会の進展に伴う行政手続のデジタル化への対応、災害時の被災者への支援、新型コロナウイルス感染症対策における各種給付金申請への支援、ウクライナ難民をはじめとした在留外国人への在留手続の支援等、行政書士に期待される役割が広がっています。
 以上のような制度の改正、役割の拡大に的確に対応するため、行政書士試験において問うべき「行政書士の業務に関し必要な知識及び能力」について、現行試験に対する各方面からの意見も踏まえ検討を行い、行政書士法第3条第1項に基づいて総務大臣が定める「行政書士試験の施行に関する定め」(平成11年自治省告示第250号)を改正しようとするものです。

特定行政書士や在留手続等、行政書士の役割の重要性が増していること。

欠格、懲戒、罰則規定の改正がなされていること。

これらに的確に対応するため改正すると言っています。

総務省の意見公募手続きで確認できます。

「行政法手続法」の復習もかねて見てみましょう!

宅建士試験のように「欠格・懲戒・罰則」など、行政書士法の内容が問われる可能性がある。

総務省のHPをそのままとらえると、「特定行政書士」や「在留手続」についてや、「欠格・懲戒・罰則」などを一般知識(基礎知識)で出題される可能性があります。

宅建士試験では「宅建業法」として免許登録の欠格事由が問われる出題があります。

宅建士試験のように「行政書士法」を問う出題があるかもしれません。

出題範囲は変更されていない」と言っているので、出題されないかもしれませんし。

「今までも出題範囲でした」と言われれば出る可能性があります…

「行政書士法コンメンタール」を、「さらっと」読むことをおすすめします。

行政書士法コンメンタール」とは、ざっくり言うと「行政書士法の解説書」です。

行政書士法コンメンタール」を読むことによって行政書士法を学ぶことができます。

「コンメンタル」とはどういう意味か?

法律などの注釈。 逐条解説。 注釈書。と言う意味です。

「行政書士法コンメンタール」の内容

「行政書士法」の条文に沿って、「総則」、「試験」、「登録」、「義務」、「行政書士法人」、「監督」、「行政書士会」、「罰則」などを知ることができます。

特に「総則」、「登録」、「義務」、「罰則」は重要なのではないか?と思います。

総則、罰則が本命ですね。

義務については業務につながることなので、読んで損は無いかと思います。

行政書士試験へのモチベーション向上にも!

行政書士法コンメンタール」を読むことによって、「行政書士」が身近に感じることができると思います。

  • 試験に合格し「行政書士」になったときに、どのような業務を行うか?
  • どのような手続きで「行政書士」に登録できるのか?
  • そもそも、行政書士ってなんだ?
  • などなど…

勉強に疲れた時に、サラッと読むと良いかもしれません。

私も、受験勉強時に読めばよかったと思いました。

内容はちょっと難しいかもしれません。

ある程度「行政書士試験」の学習を行っていて、「条文」などを読み慣れていれば、読みやすいかもしれませんが、

初めて法律などに触れる方には難しいかもしれません!

「行政書士」に興味があるなら、読むべき一冊です!

北海道に住む “だいこんおろし” です。法律の勉強をしています。
令和3年度、コロナ禍をきっかけに、ド素人から勉強を始め、1回目試験166点不合格。
令和4年度試験に、記述抜き182点を獲得し合格。
現在では、サラリーマンをしながら法律の本を読み漁る毎日です。
「行政書士に登録していません!」法律好きの、ただのおっさんです。

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