行政書士試験の没問って何?受験生にとって良いことなのか。

行政書士基本情報

当年の行政書士試験が終了すると、必ずと言っていいほど「没問」についての話題がツイッターなどで出てきます。

https://twitter.com/watashino_fav/status/1459882659212001283?s=20
x.com

上記のように様々な意見のツイートがあります。

没問とはなにか?

没問とは行政書士試験を作成している「行政書士試験研究センター」が解答が複数ある質問や回答を導き出せない問題を出題していしまったとき、その問を全員正解等の処置を行うことです。

つまり、問題作成者側のミスです。

様々なサイトで過去問をダウンロードすることができますが、その際に設問の番号が飛んでいるところは没問の可能性が高いです。(法改正で問題が成立しない場合や、問題自体に著作権がある場合も飛んでいる可能性があります。)

↓過去問はこちらへ↓

没問があると良いことなのか?

ツイッターでは没問を期待する人が多くあります。

予備校の先生方も没問を推すような発言があります。

私の考えでは

合格者は増えるが、没問によって受かる人、落ちる人が出てくる、だと思っています。

まず、1問が没問だとすると平均点が4点上がります。それによって合格者が増えないことは数学上おかしいです。ただ、行政書士試験には「記述式」という行政書士試験センターに大きな裁量のある問題形式があります。これがよく言われている「ブラックボックス」です。

記述式の回答は各受験者がバラバラは書き方をしてきます。要件に合っていれば正解をもらえるのだが、その年によっては惜しい回答を不正解にしたり、合格にしたり、と行政書士試験センターが好きなように設定できるのです。それが行政書士試験センターの裁量であり「ブラックボックス」言われるものなのです。
なぜ、行政書士試験センターがそのようなことをするのか?

それは、もちろん合格者数の操作です。

合格率10%前後を維持するためだと思われます。なので、例えば没問があって合格率を20%になりそうなときは記述式の採点を厳しくすることで10%近くに持っていくことでしょう。

マークシート178点 記述0点 没問4点 で合格の人はラッキーです

マークシート140点 記述34点 没問4点 で不合格の人は、もしかすると没問がなければ記述式の採点が厳しくならず、34点だったところが40点になり合格だったかもしれないのです。

もちろん、他の出題の難易度や受験生のその年のレベルによるので予想するのは難しいです。

ただ、最初に書きましたように、没問で4点も平均点が上がる計算なのに合格者数が大きく減ったりするのは、公式に認めていない記述式の裁量を認めてしまうようなものなので、多少の合格者の増加は期待できます。

だから、予備校の先生方も没問だとネットで呼びかけるのでしょうね。

まとめますと

  • 試験が終わって、記述式頼みの人はあんまり没問はうれしくない。
  • その他の人は没問を期待する。

というような感じです

皆様のお役に立てれば嬉しいです。

ちなみに私は、問題集を何周もするより、教科書を理解できるまで周回する方が大事だと思います!
理解することが最重要です!2022年の行政書士試験でもわかるように、
「理解力」、「応用力」、「判断力」などが問われます。
肢別ばかりでは「応用力」と「理解力」が成長しません。
↓↓↓絶対おすすめです!↓↓↓

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