行政書士試験に合格するために、肢別問題集は必要か?何を購入するべきか。

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行政書士試験受験のために

「肢別問題集」を解いてる人が多いようですけど

それって、なんですか?

行政書士試験の受験勉強が、初めての受験勉強の方には「肢別」の意味が分からないと思います。

実際、私も初めてですのでわかりませんでした。

「肢」の意味すら分からず。

「あしって何??」

って戸惑っていました。
これから、肢別問題集の使い方や、意味について書いていこうと思います。

  • 肢とは
  • 肢別問題集とは
  • 肢別問題集の必要性は?
  • どの問題集を買えばよいのか?
●肢とは
肢とは選択肢のことです。
行政書士試験は択一式の問題がほとんどで、1~5の五つの選択肢から選ぶ方式をとっています。
選択肢が五つあるのですがその一つのことを肢と呼んでいます。
また、肢別問題集は過去問から抜粋されていることがほとんどです。
たまに「宅建」や「司法書士」の試験問題から抜粋している問題集もあるようです。
●肢別問題集とは
下の問題は令和2年の実際の試験問題です。
問題12 行政手続法の規定する聴聞と弁明の機会の付与に関する次の記述のうち、正しい
ものはどれか。
1  聴聞、弁明の機会の付与のいずれの場合についても、当事者は代理人を選任する
ことができる。
2  聴聞は許認可等の取消しの場合に行われる手続であり、弁明の機会の付与は許認
可等の拒否処分の場合に行われる手続である。
3  聴聞が口頭で行われるのに対し、弁明の機会の付与の手続は、書面で行われるの
が原則であるが、当事者から求めがあったときは、口頭により弁明する機会を与え
なければならない。
4  聴聞、弁明の機会の付与のいずれの場合についても、当該処分について利害関係
を有する者がこれに参加することは、認められていない。
5  聴聞、弁明の機会の付与のいずれの場合についても、当事者は処分の原因に関す
るすべての文書を閲覧する権利を有する。
このように、1~5の肢(選択肢)があります。
実際に問題を解くとなると、五つの選択肢すべてに「正しい」のか「誤っている」のか判断しなければなりません。(実際にはすべてを判断する必要がない場合もあります。)
この問題の場合は「正しい」を選ぶ必要があります。
肢別問題集は、このひとつひとつの肢(選択肢)の正誤を問い、解説してくれるものなのです。
例えば選択肢① 正しいか?誤っているか?
聴聞、弁明の機会の付与のいずれの場合についても、当事者は代理人を選任する
ことができる。
答え、〇(正しい)
行政手続法16条1項で「代理人を選任することができる」と規定していて、31条で弁明にも準用していますよ。
みたいな解説があるのです。
過去問をただ解くのではなく、ひとつひとつの選択肢を解説してくれるのが肢別問題集です。
●肢別問題集の必要性は?
肢別問題集の目的は、過去問で出題された箇所の理解を深めるところにあります。
以前にも書きましたが、行政書士試験の出題ポイントは決まっていて、重要な部分をしっかり勉強し理解することができれば、合格が可能な試験です。
過去問を解きながら、自分のテキストで内容を確認しながら勉強するのが、行政書士試験のベストな勉強方法だと思います。(もちろんその前にテキストを数回熟読する必要があります。)
それを、肢別問題集でサクッと終わらせることができるのが一番のメリットです。
わざわざ、自分のテキストを開き、目的のページを選択肢の数だけ開く手間が省けますからね。
●どの問題集を買えばよいのか?

やはり、アマゾンなどで人気な

2022年版 出る順行政書士 良問厳選 肢別過去問題集 (出る順行政書士シリーズ)

2022年度版 合格革命 行政書士 基本テキスト [ 行政書士試験研究会 ]

ちなみに私は、問題集を何周もするより、教科書を理解できるまで周回する方が大事だと思います!
理解することが最重要です!2022年の行政書士試験でもわかるように、
「理解力」、「応用力」、「判断力」などが問われます。
肢別ばかりでは「応用力」と「理解力」が成長しません。
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