行政書士試験に「間に合わない」、学習の進捗が予定に「追いつかない」ときほど「行政法」をやりこもう!
私がこの記事を書いています。
令和3年の試験は行政法が11問しか解けず166点
令和4年は16問解いて「記述抜き」182点で合格
はじめに
行政書士試験は覚えることがとても多い試験だと思います。憲法、行政法、民法、会社法、商法、一般知識と順番に勉強していっても、会社法を勉強している頃に憲法や行政法を忘れてしまっている不安に襲われます。
しかし、焦っていても仕方ありあません、できることは、テキストによる「理解」と「暗記」と、問題集(択一や肢別)による「記憶(の確認)」と「記憶の維持」、その繰り返しです。
私は、令和3年、初めての試験前にとっても焦ってしまい、無駄に「記述式の問題集」に力を入れることによって、大事な「行政法」がおろそかになり、当日に大きく点数を落としてしまいました。
その経験を、行政書士試験の受験生の皆様にお伝えしようと思います。
行政書士試験までに、カリキュラムが終わらない、学習が間に合わないと思っている人へ
テキストや問題集が1周もできていない人は、早期に1周目を完了するべきですが、
もう、何周もしているが、実力がついていないと思って焦っている方や、何点くらい取れればよいのか判断できなくて焦っている方は…
まずは自分が、模試や過去問で各科目を何点取れるかを確認しましょう。
- 憲法・基礎法学で4問以上正解している(4/7)
- 行政法で15問以上正解している(15/19)
- 民法で6問以上正解している(6/9)
- 商法・会社法で2問以上正解している(2/5)
もちろん、商法会社法も勉強しましょう!
これくらい取れていれば、ギリギリ合格範囲です。
(例)法令択一28問112点+多肢選択6問正解12+一般知識8問32点+記述(主語のみ3問正解+α)24点=180点)
逆に言うと、10月の時点で、これくらいの点数が取れていなければ、合格には黄色信号です。
大事なのは自分が、実際に何点取れて、何点足りないか、どの教科が足りないかを把握することです。勉強時間やカリキュラムも大事ですが、試験前は点数に向き合いましょう。
何を勉強してよいのか迷ったら「行政法」を勉強しよう
どの科目も中途半端で、なかなか点数が伸びない人、あと少しで合格ラインなのに届かない人。
そんな人は「行政法」をやり直すことをおすすめします。
なぜ「行政法」が大事なのか?
「行政書士試験」と言うくらいですから、大切なんです…と言いたいですが。
ちゃんとした根拠があります。
- 出題数が多く、全体の点数の多くを占めている。
- 暗記することで簡単に解ける問題が多い。
など、優先して学習することをおすすめする理由が多いです。
詳しくは↓の記事をどうぞ、行政法の配点等を確認することができます。
自分の実力を判断しよう
これから質問する要点をどれくらい理解しているかによって勉強方法が変ります。
また、行政法をどれだけできているかが、ある程度の進捗確認になると思っています。
全部知っていれば、行政法はボーダーラインを越えているでしょう。
行政法を理解している自信がある方
行政法を完璧にしたいなら、「条文」を読んで覚えましょう、基礎が更に固まりますし、記述式にも強くなれます。
私の場合、条文を確認するようになって、細かいところまで理解が深まりました。
今まで気が付かなかったことだ気が付いたり、根拠づけて覚えることができます。
肢別を何周かしているが、点数が伸びない方
テキストでの学習が足りないと思います。
私が思うには、たぶん、肢別だけでは合格できない試験だと思います。
行政法の総論や行政事件訴訟法、憲法は理論的な思考が必要になってきますので、肢別の解答解説だけでは難しいのではないかと感じています。
テキスト、教科書、読みましょう。
行政法が理解できていない方
問題集とテキスト(教科書)を交互に読んで解いて、理解していきましょう。
私は、YouTubeの「ゆーき大学」の「イナズマ勉強法」はとっても理に適っていると思います。
テキスト→問題集→テキスト→問題集…と繰り返し勉強しましょう!
目的は獲得点数のアップのみ!
私もそうでしたが、点数の伸び悩みの原因は「行政法」にあると思います。
理解しているようで、理解していないのが「行政法」です。
点数が取れているかのようで、実は点数が取れていないのが「行政法」です。
今一度、どれくらい「行政法」で得点できているかを確認してください。
行政法で19問中15問以上は取らないと合格できない「行政書士試験」です。
合格のカギは「行政法」にあると思っています!
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